おさるの花咲く旅路

音泉満充、小麦粉三昧。

今朝はコンディション概ね良好。

6時前には家を出て朝靄の中 公園へ。

桜は、昨夜の雨が栄養満点だったのか、蕾がピンク色に膨らみ始めた。

丸一日でこんなに様子が変わるなんて、ちょっと感動。

今日は少しずつ週末の帰省準備。

数日分の着替えと礼服、それから必要な食材をリストアップして、こっちで買えるものはなるべく安く買って積んでいく。

 

もうすぐ1年。

去年の今頃は、入院先でターミナルと宣告された義母を在宅で迎える方向で調整を進めていたんだっけ。

ほどなくして私たちの迎えを待つことなく母は逝ってしまった。

悲しむ暇もないほど慌しかったが、例年より半月以上早く桜が満開で、まるで母のために咲いているように思ったのが昨日のことのよう。

法名にも「桜」の字が入った。

 

いつも帰省すると、母と台所に立ち、母の作った料理を味見し、洗い物をし、他愛のない話をした。

一緒に買い物に行き、近所の人に出会えば「娘です」と紹介され、

夏の日に一人で散歩に出ると軽トラで追っかけてきて「熊が出っから」と回収される。

畑に成った野菜を取り、帰るときは山ほど持たせてくれた。

思い出すと今さら沁み沁み涙が出る。

 

この一年、母を偲ぶこともできない法事に何度も足を運び、施主をサポートし母のいない台所を守ったが、

感情にも蓋をして走りっぱなしだったことは、おそらく頭の故障の原因の一つと思う。

「ちっと休め」と声をかけてくれていたのは、いつも母だった。

一周忌の法要は、ちゃんと母を偲ぶ日にしたい。

桜が咲きますよ、おっ母さん。

 

🐵今日の1曲

MONKEY MAJIK / I Miss You

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